英シルチェスターが日本株を追加取得、5%超保有は25社
江本 恵美記者
[東京 21日 ロイター] 英投資顧問シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ(ロンドン)が、日本株投資を増やしている。直近では、20日に提出の大量保有報告書で、富士ソフト(9749.T: 株価, ニュース, レポート)の保有比率を16.69%に高めたほか、19日に提出した報告書では、マツモトキヨシホールディングス(3088.T: 株価, ニュース, レポート)の株式を買い増し、保有比率を13.54%から14.59%にした。
三和ホールディングス(5929.T: 株価, ニュース, レポート)の保有比率は5.11%から6.13%に、リョーサン(8140.T: 株価, ニュース, レポート)は8.13%から9.15%に引き上げられた。
シルチェスターは、総運用資産の約4分の1にあたる7000億円超の資金を、約60社の日本企業に投資している。5%超の株式を持つ銘柄数は25社。ほかに、5%に満たない投資先が30社以上あることになる。
今月初めには、投資先のオートバックスセブン(9832.OS: 株価, ニュース, レポート)をめぐり、同社が計画していた第三者割当増資に反対、差し止め請求の仮処分を地裁に申請するなど、株主としての主張を司法の場に示した。シルチェスターは1998年5月以来オートバックスの株主で、現在4.64%を保有している。
大量保有報告書では、保有目的の欄に「純投資」と記載してあれば、通常は値上がり益を目的に株を一定期間保有し、株価が上がったところで売り抜ける。6.45%保有するチヨダ(8185.T: 株価, ニュース, レポート)には「純投資」と記載がある。
ただ、シルチェスターはほとんどの投資目的を「純投資」ではなく「増配、自己株の買い入れの頻度、または総量、金庫株の消却そのたの資本政策の変更を要求することがある」と記載している。さらに「重要な資産の処分・取得、借り入れまたは転換社債の発行、取締役または重要な使用人の選任または解任、株式譲渡などに反対票・賛成票を投じることもある」などとしている。
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