今日の株式見通し=続落、米株安と円高受け売り先行で始まる
[東京 22日 ロイター] 市場関係者によると、きょうの東京市場で日経平均は続落が予想されている。21日の米国株式市場で、ダウ鉱業株30種が前日比で200ドル以上下落するなど反落したことに加えて、為替が1ドル108円半ば近くまで円高が進んでいることが嫌気され、寄り付きからかなり大きく売られる可能性があるとの見方となっている。
日経平均の予想レンジは1万4500円─1万4900円。
21日の米国株式市場は反落。特にダウが大きく下げ、住宅市場の悪化と経済への一段の影響を懸念する見方を背景に、4月以来の安値で引けた。S&P500指数の終値も年初水準を割り込んだ。ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)をはじめとする金融株が下げを主導。
米住宅市場をめぐる問題が悪化し経済に一段の影響を及ぼす可能性が示されたことから、感謝祭の祝日を控え、投資家の間で警戒感が強まったという。
「21の日米株式市場の下げは、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)に端を発した信用収縮に対する米国の政策への催促相場といえる。米国債券利回りが4%を割り込んでいる状況下、利下げだけでなく他の政策も市場は期待しているようだ」(東海東京調査センター シニア・マーケットアナリスト 矢野正義氏)との声が出ている。
きょうの東京株式市場は「追証もかなり発生しているので、朝から見切り売りする投資家によってセリング・クライマックスとなる可能性がある」(矢野氏)という。
新光証券シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は「ザラ場の為替に大きく左右される。109円台に戻せば日経平均の下げ幅は縮小するだろうが、逆に108円台を割る円高になればさらに売り込まれるだろう」と述べている。
先物の仕掛け的な動きやショートカバーで買い戻される場面も想定されるが、米国での信用不安後退と円高一服感の見通しがつかない中では、日本株は当面、下値模索の展開になりそうだという。
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