ロイター調査:OPEC総会、増産観測が後退

2007年 12月 4日 12:28 JST
 

 [ロンドン 3日 ロイター] ロイター調査によると、市場の予想は、石油輸出国機構(OPEC)が5日の総会で増産を決定するとの見方から離れつつある。今回の調査では、大勢が増産を予想していたわずか数日前の前回調査に比べ、OPECが原油生産量を据え置くとみる向きが増えた。

 合計23の銀行やトレーダー、ファンドを対象に実施した今回の調査によると、うち12社が増産はないと予想した。

 先週後半に行われた前回調査では、24社のうち18社が日量約50万バレルの増産を予想していた。

 アナリストは、1週間前に1バレル=100ドルに迫っていた原油価格が今週3日には同88ドルにまで下落したことが、市場の見方を変化させた一因だと指摘。

 ドイツ銀行のAdam Sieminski氏は「原油価格が1バレル=100ドルを超える水準にまで上昇すると考えられていたときは、日量50万バレルの増産の可能性は高かったが、価格動向がネガティブとなったいま、増産を行って原油価格の暴落を招いた1997年のジャカルタ総会の記憶がよみがえることだろう」とし、5日の総会では生産量が据え置かれるとの見方を示した。

 OPEC加盟国の当局者らは、供給は十分で原油不足はみられないとして、増産の必要性を否定する発言を行っている。

 サウジアラビアのナイミ石油鉱物資源相は11月30日、「供給は極めて潤沢だ」とし、「(原油の)価格動向は市場のファンダメンタルズとは無関係だ」と述べた。

 アラブ紙アルハヤトによると、カタールのアティーヤ・エネルギー・産業相は、OPECが原油生産量を変更する可能性は低いとの考えを示した。

 
 
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ロイターオンライン調査

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