サブプライムリスクは対処可能=米保険大手AIG

2007年 12月 6日 10:18 JST
 

 [ニューヨーク 5日 ロイター] 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)のマーティン・サリバン最高経営責任者(CEO)は5日、サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手への住宅ローン)危機は対処可能だと述べ、同社に対する投資家の懸念払しょくに努めた。

 これを受けてAIGの株価はニューヨーク証券取引所で急伸し、前日比2.70ドル(4.87%)高の58.15ドルで取引を終えた。高値は59.39ドル。

 サリバンCEOも他の経営幹部も、住宅市場でのローン返済不履行や担保物件の差し押さえは2008年も続くだろうが、同社が大きなダメージを被る可能性は低いと口をそろえた。

 サリバンCEOは投資家向けのプレゼンテーションで「AIGの規模や財務力、海外での事業多角化を考慮すれば、米住宅市場へのエクスポージャーは対処可能だ」と述べ、金融商品部門が損害を被る可能性は「ゼロに近い」との見方を示した。同部門はAIGの4500億ドルに上るクレジットデリバティブ(金融派生商品)を管理している。

 同CEOはまた、調整後1株当たり利益(EPS)の5年間の伸び率を10─12%と予想、株主資本利益率(ROE)は15─16%になるとの見通しを示した。

 ただAIGは一方で、サブプライム危機の影響が出ていることは認め、幹部らはクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のポートフォリオの10月末以降の評価損(税引き前)が5─6億ドルになるとの見通しを明らかにした。

 
 

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