米FOMCは0.25%利下げ:識者はこうみる

2007年 12月 12日 06:34 JST
 

 [ニューヨーク 11日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は11日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%引き下げ4.25%にした。公定歩合も0.25%引き下げ4.75%とした。一方、市場では大幅利下げを期待していた向きもあり、失望が広がった。市場関係者のコメントは以下の通り。

●一段の公定歩合引き下げが適切だった

<サリエント・パートナーズのマネジング・ディレクター、ハーグ・シャーマン氏>

 株式市場は25ベーシスポイント(bp)のフェデラルファンド(FF)レート引き下げと50bpのを公定歩合引き下げを織り込んでいた。しかし、いずれも25bpの引き下げにとどまったため、市場はネガティブに反応した。

 驚きだったのは、FRBは、公定歩合を一段と引き下げることでクレジット問題に対応する一方で、FFレートの引き下げを25bpにとどめることでドルを下支えすることができたのに、そうしなかったことだ。

 公定歩合の一段の引き下げにより、資金調達難に陥っている銀行を支援することができた。

 FRBは明らかにインフレを懸念している。クレジット市場の問題への対処と、大幅な利下げによるインフレ加速の可能性の間で、ぎりぎりの政策運営を行っている。だからこそ、公定歩合の50bp引き下げが適切だった。

 金融機関は年末時点で資産を時価評価しなければならないため、圧力を受けるだろう。来年初めにかけて、評価損の計上が続くと予想する。  続く...

 
 
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