FRB、より積極的な利下げが必要との見方強まる
[シカゴ/ワシントン 4日 ロイター] 年明けから相次いで米経済指標が弱い内容を示しており、米連邦準備理事会(FRB)の利下げへの段階的なアプローチが疑問視されている。
特に12月の雇用統計と米供給管理協会(ISM)発表の製造業部門景気指数では米経済がリセッション(景気後退)に陥る寸前であり、この状況を救うためにはより大幅な利下げが必要となる可能性が示された。
FRBウォッチャーは、FRBが経済をストレステストにかけ、インフレ動向を注視し続けるとともに、金融市場の安定化に向けた対策がどの程度うまく機能しているかを見極めるため、金利に対し控えめなアプローチをとることを望んでいるのではないかとみている。
非農業部門雇用者数がわずかな増加にとどまり市場予想を下回ったことや、ISM製造業部門景気指数が低下したことは、クレジット市場の混乱と住宅市場の悪化が経済の広範囲に影響を及ぼしている確かな証拠を政策当局者に示している。
米国株式市場がぐらつき、市場金利が急低下するなか、FRBによる問題への対応は十分に積極的なものではなく、インフレを懸念し過ぎて経済成長支援を犠牲にしている、と指摘するアナリストもいる。
メリーランド大学のピーター・モリシ教授は「FRBは危機に瀕している。彼らの一連の政策は、消費者需要が十分ではないものの、金融機関は健全であるということを前提とする従来のリセッションを対象にしているからだ」と指摘。「今回のリセッションは、疑わしい金融手法やウォール街の大手金融機関が投資家の信頼を失ったことに起因している」と語った。
<市場は長期利下げサイクルを織り込み>
金融市場の危機と米住宅市場の減速の経済全般への波及は緩やかに始まったかもしれないが、そのペースは加速しているようだ。 続く...












