京セラ、三洋携帯事業を最大500億円で買収
[京都 21日 ロイター] 京セラ(6971.T: 株価, ニュース, レポート)は21日、三洋電機(6764.T: 株価, ニュース, レポート)の携帯電話事業を4月1日付で買収すると発表した。買収金額は400億─500億円の範囲で、今後両社で詰める。両社の携帯事業は収益面では厳しいが、ともに北米で事業展開しているのが特徴。
京セラの川村誠社長は記者会見で、買収を通じた規模拡大で「世界に打って出る」と強調した。
国内メーカー同士の携帯事業統合は初めて。川村社長は「国内は急速な伸びは期待できない。端末メーカーが多く、競争が厳しい」と述べた上で「海外の強化が必要だが、京セラの経営資源では限界がある」と、三洋の携帯事業買収の狙いを語った。米ゴールドマン・サックス証券出身の山岸健太郎・三洋電機副社長は、携帯事業の売却理由について「投資負担が重いと考えた」と語った。
<三洋ブランド当面残す、従業員もリストラなし>
三洋電機が国内での事業を会社分割し、大阪府大東市などにある三洋の生産拠点を京セラが取得。また、米大手通信事業者のスプリント・ネクステル(S.N: 株価, 企業情報, レポート)に携帯電話を納入している三洋の米携帯営業部門も京セラが引き継ぐが、米国で携帯電話事業を担う京セラワイヤレスコーポレーションとは別会社にする。
京セラは買収後も三洋ブランドを当面維持し、京セラ・ブランドの携帯と併売する。川村社長は「三洋ブランドは顧客の信頼がある」と述べた。ただ、将来は一本化する意向だ。三洋の携帯事業の従業員約2000人(海外含む)は京セラが引き継ぎ、リストラは予定していないという。
このほか、中国とマレーシアにある三洋の携帯製造2社などを京セラが引き継ぐ。三洋電機の子会社、鳥取三洋電機(鳥取市)も事業の一部として携帯電話を生産しているが、京セラには譲渡せず、今年6月までに生産終了する。
<利益率2ケタ目指す> 続く...













