株売り/高金利通貨売り/金売り、一段と回転の可能性

2008年 01月 22日 15:04 JST
 

 [東京 22日 ロイター] マネーがリスク資産から引き揚げる動きが世界的に加速している。先駆して急落した日本の株式市場だけでなく、欧米、アジア、中南米とあらゆる地域で株安が進んでおり、為替市場では資源国・新興国通貨売りが顕著だ。

 さらに金融市場の混乱の受け皿として資金が向かっていた金相場までも下げに転じている。こうしたリスク回避の動きに加えて投機筋が活発に参入しているため値動きが増幅されており、株売り/高金利通貨売り/金売りのオペレーションがさらに回転する可能性も出ている。

 <欧州勢や個人が日本株売り>

 東京株式市場では日経平均が大幅に続落し、2005年10月21日以来、約2年3カ月ぶりに1万3000円を割り込んだ。下げ幅は一時、前日比700円を超え、年初からの下落幅は2600円以上に達した。

 前日の米国市場は休場だったが、欧州市場でロンドン、ドイツなどの株価が軒並み急落したことを受け、東京市場でも先物、現物に売り注文が相次いだ。「GLOBEX(米時間外金融先物取引)が大幅安となっているため、今晩の米国株安を前倒しで織り込む動き」(三菱UFJ証券・シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏)とみられ、下げ止まり感が出ない。

 欧州系投資家からの売りに加え、個人の投げ売りも殺到。「市場は不安心理が支配している。政策面での期待が薄いことから、売りで利益を得ようとする資金が流入し、下げを加速させている」(大和総研・マーケットアナリストの壁谷洋和氏)という。

 <響きあう株安連鎖>

 サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題を背景とした世界同時株安は、東京市場からアジア市場にも波及し、22日の香港、上海などの株価は連日で大幅安となっている。インドの株式市場ではSENSEX指数が急落し、取引停止になった。  続く...

 
 
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