武藤総裁容認の報道に不快感示す民主、正面から反対する声もなし

2008年 01月 31日 16:05 JST
 

  [東京 31日 ロイター] 3月19日に任期満了を迎える福井俊彦日銀総裁の後任人事をめぐり、31日に一部で武藤敏郎副総裁の昇格を民主党が容認する見通しと伝えられたことについて、同党関係者の多くは否定する見解を示した。

 正式発表前の武藤氏昇格報道に不快感をつのらせるが、実際に武藤氏を政府・与党側から提示された場合にどうするのか、真正面から武藤氏に反対の声もなく、明確な方針も見えない。

 民主党は31日午前、国会同意人事を検討する小委員会(委員長=仙谷由人衆議院議員)を開催。会合では、日銀総裁人事に関し、民主党が武藤副総裁の昇格を容認する見通しとの報道が出ていることについて、出席者から批判が相次いだ。

 仙谷議員は会合終了後、記者団に対し「少なくとも民主容認という言動をした人は、小委員会メンバーではいない。上(他の幹部)でそのような言動をした人がいるということも聞いていない」と一連の容認報道を否定した。

 山岡賢次国会対策委員長も、国会内で記者団に対して「(国会同意人事は)政府から提示されてから検討する」とし、民主党として何らかの態度を表明する段階にはないとの見解をあらためて示した。

 <事前の報道にピリピリ>

 また、次期総裁候補として武藤氏の名前が一人歩きし、既成事実化することへの警戒感も強い。民主党は、日銀総裁人事に関し、与野党への説明の前に人事案が報道され、政府がその人事案を提示した場合は反対する方針を確認しており「政府・与党が武藤総裁の流れをつくるために報道を利用しているなら大問題」(関係者)と政府をけん制する。

 もっとも、武藤総裁案を政府が提示してきた場合の対応は「まだわからない」(参院幹部)と党としての方針は定まっていない。  続く...

 
 
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