決算意識してヘッジファンドが攻勢、信用不安材料に株式カラ売り
[東京 6日 ロイター] 6日の東京市場は大幅な株安・債券高。米国の景気後退や金融不安が再び材料視されているが、2月末に決算を迎える一部のヘッジファンドが利益を捻出するため、株式のカラ売りを含めて、さまざまなマーケットで未確定な情報を基に活発に動いていることが値動きを増幅させている。
格付けに対する投資家の信用が回復しない中ではわずかなきしみが短期筋に格好の売買材料を提供している、といえる。9日の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では具体的な金融市場安定化策は打ち出されない、との見方がコンセンサスになりつつあることも影響している。
<売り仕掛けの材料そろう>
株式市場では日経平均が600円を超す急落となった。米国株の大幅安を嫌気して幅広い銘柄に売りが先行。東証1部の値下がり銘柄は1650と全面安となった。値上がりはわずか60銘柄。1月の米ISM非製造業景気指数の悪化で米国経済のリセッション懸念が高まったほか、フィッチが米金融保証会社MBIA(MBI.N: 株価, 企業情報, レポート)を格下げする可能性があると発表したことで、米金融保証会社(モノライン)に対する不安心理も再燃した。
朝方から売り一色となった。朝方の外資系証券の注文動向は、3760万株の売り越しとなり、2007年11月20日(5020万株売り越し)以来の大幅売り越しだった。
「米株安で投資家のリスク許容度が低下した面もあるが、業績不振銘柄を中心にヘッジファンド等のカラ売り注文も多い」(準大手証券エクイティ部)という。
市場からは「週末にオプションSQを控えていることもあり、売り仕掛けの材料が揃(そろ)っている状況だ。金融緩和や景気対策の効果が出るには時間がかかるため、先行して悪化する経済指標は売り材料にされやすい」(SMBCフレンド証券株式ストラテジストの中西文行氏)との声が出ている。
<格付け不信拭えず> 続く...












