10─12月期実質GDPは前期比年率+1.6%と予測
[東京 8日 ロイター] ロイターが民間調査機関の予測をまとめたところ、内閣府が14日午前8時50分に発表する10─12月期の実質国内総生産(GDP)は、予測中央値で前期比プラス0.4%、年率がプラス1.6%となった。7─9月期のプラス0.4%(年率プラス1.5%)に続き、2四半期連続のプラス成長になるとみられている。1%台後半から2%程度といわれる潜在成長率並みの水準となる見通しとなった。
1日に実施した調査では、予測中央値が前期比プラス0.3%、年率がプラス1.3%だったが、サンプル数の増加に伴って予測中央値がやや上振れる形となった。
エコノミストからは「日本経済が減速局面にあることは誰の目にも明らか。今後は景気後退を避けられるか否かが焦点」(BNPパリバ証券)など、慎重な声も多い。
もっとも07年度政府見通し(1.3%成長)は依然として射程圏内だ。内閣府によると、10─12月期、1─3月期で、それぞれ前期比0.1─0.2%ずつ成長すれば達成は可能という。
今回GDPの下押しに寄与するのは、大幅な減少が見込まれる民間住宅投資。改正建築基準法の施行に伴う建築確認期間の長期化で、住宅投資が落ち込んでいる。ニッセイ基礎研究所では「10─12月期の新設住宅着工戸数(季節調整済み・年率換算値)は、95.5万戸となり7─9月期の80.9万戸から回復した。しかし、GDP統計の住宅投資は、進ちょくベースで計上されるため、7─9月期の着工の落ち込みの影響が10─12月期まで残ることになる」と分析している。エコノミストの間では、成長率を0.3─0.4%ポイント程度押し下げたとの試算が出ている。
設備投資は前期比プラス0.9%と2四半期連続の増加が見込まれているが、改正建築基準法施行の影響などから、伸びはやや減速するとの見通しが多い。エコノミストからは「建築基準法改正の影響や景気の先行きに対する企業の慎重な見方を反映し、伸び率はほぼ横ばいにとどまったとみられる」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)と指摘されていた。
GDPの最大構成項目である民間消費は前期比プラス0.3%程度と、7─9月期と同じ伸び率になるとみられるものの、5四半期連続の増加が見込まれる。「個人消費は消費者心理の大幅な落ち込みに比べ、底堅い動きになる」(三井住友アセット)、「所得低迷、消費者心理の悪化の中、個人消費は健闘しているという評価が可能」(ニッセイ基礎研)などの指摘が目立った。
一方、住宅投資を中心とした内需の低調さを外需が下支えするという構図が10─12月期も続く見通しで、外需の寄与度は前期比プラス0.3%程度と予想されている。アジ 続く...













