海外勢主導で株買い・債券売り、商品にも資金流入

2008年 02月 21日 17:19 JST
 

 [東京 21日 ロイター] 21日の東京市場は、株高/債券安の展開になった。CTA(商品投資顧問業者)などを含む一部の海外勢がまとまった規模で株買い/債券売りの注文を出したことで相場の流れができたという。背景には、米連邦準備理事会(FRB)の大幅な金融緩和姿勢の継続が確認され、米経済の回復に光が差してきたとの見方が広がり出したとの指摘が出ている。

 金融緩和による余剰資金の受け皿として原油や貴金属などの商品市場が意識され、21日も値上がりが続いた。

 <中東系資金が日本株に流入か>

 21日の株式市場では、日経平均が反発し、上げ幅は一時400円を超えた。前日の米国株高に加え、寄り前発表の2月10日─2月16日対外対内証券売買契約等の状況で、対内株式投資が7週ぶりの資本流入超(買い越しは今年初めて、買い越し額は1711億円)となり、取引開始時から市場に安心感が広がった。「前日に急落した反動で先物に買い戻しが入ったほか、コマツ(6301.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)や大手銀行株など個別銘柄に海外勢の買いが入った。中東系資金との観測が出ている」(大手証券エクイティ部)という。

 また、米系証券売買担当者は「コア30銘柄を中心にアジアマネーとみられるバスケット買いが入ったようだ。小型株やジャスダック、マザーズなどにもアジアマネーが流入しているようだ」と述べた。

 <米緩和継続の思惑、株買いを後押し>

 ある邦銀関係者は、CTAなどが20日の株売り/債券買いと反対の取引をして、きょうの東京市場の相場の流れが決まったと指摘する。

 外資系証券関係者の1人は「FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録をみると、一段の利下げの可能性を示している。物価は決して平たんに推移するとは思えないが、FRBの一段緩和の継続姿勢で、米株式市場は株買いで反応した。きょうの海外勢の日本株買いは、金融相場を前提にした買いである可能性がある」と述べた。   続く...

 
 
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