日経平均が大幅続落、全面安で1万3500円台
[東京 29日 ロイター] 午前の東京株式市場では、日経平均が大幅続落。下げ幅は一時400円近くに広がった。急激なドル安/円高の進行や米金融機関への不安から相場はほぼ全面安。実需の買いが見送られて薄商いとなるなか、先物売りが主導する形で日経平均は1万3500円台に下落した。
前場の東証1部騰落数は、値上がり156銘柄に対して値下がり1507銘柄、変わらずが59銘柄。
ドル安/円高が急速に進んでおり、ピッチの速さに対する警戒感が広がっている。輸出企業の業績への影響が懸念されるほか、ドル急落で機軸通過の地位が揺らぐ可能性も市場の話題に上り始めており、問題が広がる不安をはらんでいるだけに関係者は神経を尖らせている。また、バーナンキ米連邦準備理会(FRB)議長が議会証言で一部の中小金融機関が破たんする可能性があると述べたことで、米国の金融機関に対する不安も再び強まった。
市場では「米モノライン(金融保証会社)の格付けが維持されるとの見方から一時強まった楽観ムードは一変し、悪材料に目が向いてきた」(明治ドレスナー・アセットマネジメント、トレーディング部長、若林仁氏)という。
このため、東京市場では寄り付きから売りが先行。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの主力株にも売り気配で始まるものが目立った。センチメントの悪化から先物も売られ、日経平均は一時400円近い下げとなる場面もみられた。実需買いが見送られたことから商いは薄く、東証1部出来高は8億8483万株。真空地帯のなかを先物が主導する形で下げ幅が広がった。
「当面のレンジは、1万4000円に乗せた水準を上限に1万3000円台前半まで。楽観ムードのなかでのレンジ切り上げ期待がはげ、もとのレンジに押し戻されている」(銀行系証券)という。
個別銘柄では、トヨタ自動車、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)など輸出関連株が軒並み安。みずほFG
(8411.T: 株価, ニュース, レポート)など銀行株も売られた。新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)など鉄鋼株も安い。 続く...












