再送:日銀総裁人事、武藤氏提案なら党内ムードは限りなく不同意=民主・大塚氏
[東京 6日 ロイター] 民主党の大塚耕平・参院政審会長代理は6日、ロイターに対し、政府が7日に提案する予定の福井俊彦日銀総裁の後任人事について、政府提案が武藤敏郎日銀副総裁ならば「民主党内の雰囲気は限りなく不同意に近い」と述べ、99%同意する可能性はないとの認識を示した。
さらに、「与党内では、武藤氏にこだわる必要はないとの声も出ている」とし、もう一人の総裁候補として名前があがっている山口泰・前日銀副総裁については「当然選択肢と考えてよい」と語った。
山口氏が総裁になる場合の副総裁候補として、大塚氏は「経験・年齢的な視点から渡辺博史・前財務官の名前が聞こえてくる」とし、さらにもう1人の副総裁候補については「間接情報ではあるが、審議委員のなかから現役の西村清彦氏や須田美矢子氏、経験者では田谷禎三・元審議委員の名前なども聞こえてくる」と述べた。また、武藤氏、山口氏でもない第3の候補者の議論もあるとし、「その場合には、総裁としては世代が若返る方向で検討が進んでいるのではないか」と語った。
福井体制の後継となる日本銀行総裁・副総裁人事については、町村信孝官房長官が6日午前の記者会見で、7日に政府案を提示する考えを正式に発表した。今月19日の福井総裁の任期切れまで2週間足らずという土壇場での政府案提示となるが、大塚氏は「ここまで国会同意の手続きが遅れた原因の責任は、政府・与党に100%ある」と強調。「ギリギリのタイミングで提示したのだから、反対はないだろうというロジックで(野党の)意思表示の選択肢を縛ることがあってはならない」とも述べ、政府・与党の出方をけん制した。
さらに、大塚氏は、日銀総裁人事が混乱している背景として、「新日銀法の精神と枠組みが完全に形骸(けいがい)化し骨抜きにされつつある」と指摘。今回の日銀人事が決着したあと、(1)新日銀法の考え方や精神、(2)審議委員の責任、(3)議長と総裁の関係、(4)2人の副総裁を同じ任期にしている現状の是非──などについて国会で議論すべきだと指摘。場合によっては「日銀法改正という話につながっていくこともあり得るだろう」と語った。
日銀総裁人事に対する民主党の最終判断は、小沢一郎代表ら党執行部に委ねられているが、日銀出身の大塚氏は判断材料となる必要な情報を執行部に提供する立場にあり、同党内での議論に深く関与している。
*記事の構成を変えて再送します。
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