SUMCOの09年1月期は21%営業減益予想、ウエハー価格下落など見込む
[東京 6日 ロイター] SUMCO(3436.T: 株価, ニュース, レポート)は6日、2009年1月期の連結業績予想を発表した。営業利益は前年比21.6%減の1100億円と予想。半導体材料シリコンウエハーの価格下落や円高などの影響で減益を見込む。
営業利益予想の1100億円は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト19人の予測平均値1263億円を下回った。売上高は前年比5.3%増の5000億円、純利益は同22.5%減の580億円を見込む。
09年1月期の営業利益予想は前年に比べ約300億円の減額。販売数量増で560億円、合理化効果で230億円のそれぞれプラス効果を見込む一方、10%程度とみる製品価格下落で500億円、減価償却費増で340億円、円高(前提1ドル=105円)の影響で130億円、原料ポリシリコンの調達費増などで80億円といったマイナス要因の発生を想定している。
増益を続けてきた同社だが、減益見通しについて重松健次郎社長は「為替やサブプライム問題などのリスク要因を織り込んだ」と述べた。製品供給先である半導体業界は昨年来、軟調な市況が続いているが、重松社長は「メモリー以外の半導体製品は2月が底。メモリーはムービング・イヤー(変動の多い年)になる。慎重にみる」と語った。年度前半は厳しいとの見方だが、後半は「期待感はある」としている。
2008年1月期の連結業績は、300ミリウエハーの需要拡大が続いたこと、06年10月に買収した子会社SUMCO TECHXIV5977.T(旧コマツ電子金属)が通期で業績に寄与したことで、売上高が前年比48.7%増の4749億円、営業利益が66.4%増の1403億円と大幅な増収増益だった。
SUMCOは同日、51%出資するSUMCO TECHXIVを株式交換によって5月30日に完全子会社化すると発表。TECHXIV1株に対し、SUMCO株1.2株を割り当て交付する。両社事業のさらなる一体化を進めることが狙い。将来は合併を視野に入れる。重松社長は、株式交換を選んだ理由について「一番早く確実にできる」と語った。
また、発行済み株総数に対して5.89%に当たる1500万株、300億円をそれぞれ上限とする自社株取得も併せて発表した。SUMCO株は、昨年来高値6730円(07年7月17日)に対し6日終値は2315円と大きく下落。重松社長は、現在の株価が割安になったと見ているのかとの質問に対し「そうだ」と答えた上で、自社株買いについて「今がふさわしいと思った。株主に精一杯の還元をしたい」と述べた。
(ロイター日本語ニュース、浜田 健太郎記者)
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