日銀総裁候補に田波氏を提示:識者はこうみる
[東京 18日 ロイター] 政府は18日午前、国会に対して福井俊彦日銀総裁の後任として田波耕治・国際協力銀総裁(元財務事務次官)、副総裁として西村清彦・日銀審議委員を起用する案を提示した。これに関する識者のコメントは以下の通り。
●消去法的な色彩
<みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト 上野泰也氏>
消去法的な色彩を帯びている。田波耕治・国際協力銀総裁(元財務事務次官)の提示は、ややサプライズ。ただ、財務省出身者となっており、既存の人事のバランスを崩さないという意味で違和感はない。日銀人事案の提示により、市場が反応するかどうかには懐疑的にみている。もともと利上げができる環境下にはない。為替相場の円高進行と景気悪化リスクの強まりにより、利下げの可能性すら増大している。金融政策運営に関しては次期総裁本人の意見というより経済情勢次第だ。
●民主党が再度不同意ならば失望感も
<大和住銀投信投資顧問 チーフストラテジスト 門司総一郎氏>
きょう午前10時半過ぎぐらいから日経平均がやや上げ幅を拡大したのは、新提案が出るというニュースを市場が好感したためかもしれない。ただ、民主党がこの提案に再び不同意するとなると、株式市場にはとってはマイナスとなり、売り圧力となるかもしれない。
候補となった田波耕治・国際協力銀行総裁の資質に対する評価はまた別次元の話で、総裁人事がまとまらない失態への失望感が出るおそれもある。 続く...













