日経平均は反発、FOMCや米金融機関決算待ちで上値限定的

2008年 03月 18日 16:12 JST
 

 [東京 18日 ロイター] 東京株式市場では、日経平均が反発。一時は200円を超える上昇となり、終値で1万1900円台を回復した。急激なドル安/円高が一服したことを受けて、先物主導で自律反発した。

 ただ、ドル安や信用収縮に対する不透明感は依然くすぶっているほか、日銀総裁人事の行方が混沌としてきたことも嫌気され、戻りの上値は限られた。公開市場委員会(FOMC)や米ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)など米金融機関の決算発表を控えた様子見気分も強く、1万2000円を回復できずに終わった。 

 東証1部騰落数は値上がり1099銘柄に対し、値下がりは532銘柄。変わらずは88銘柄だった。

 米ベアー・スターンズBSC.Nの身売りが決まり金融システムリスクがいったんは封印されたことで、市場の緊張はやや和らいでいる。東京市場を圧迫した急激なドル安/円高も足元は一服。「目先的には悪材料の一巡感が出ている」(新生銀行アセットマネージメント部部長、作本覚氏)という。

 ただ、信用収縮が収束したわけではなく、ドルにも底打ち感は出ていない。米ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)や17日の米国で株価が急落したリーマン・ブラザーズLEH.Nの決算発表を控え、イベントリスクを回避したいと様子見ムードも強まった。先行き不透明感がくすぶるなかを先物主導でリバウンドを試したが「売り方の買い戻しが主体だったため、一巡すると上値が重くなった」(かざか証券市場調査部長、田部井美彦氏)。日経平均は1万2000円を回復しきれず、上値の重さが意識された。

 香港株などの下落が東京市場の買い戻しムードに水を差したほか、政府が新たに提示した田波日銀総裁候補に対して民主党の鳩山由紀夫幹事長が早々に「(同意するのは)なかなか難しい判断となる」とのスタンスを表明。「総裁人事をめぐる混乱が長びく可能性がある」(かざか証券、田部井氏)ことも嫌気され、日経平均は堅調ながら上値の重い展開が続いた。

 18日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されており、1%程度の大幅利下げを市場はかなり織り込んでいるが「4月にも連続利下げ」(別の大手証券)との見方もあり株式市場では材料出尽くしにならないとみられている。むしろ金利差をにらんで進行したドル安に歯止めがかかるきっかけになるかどうかに市場は注目している。

 個別では、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)はしっかり。ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)は軟調。キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)は堅調。東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)はさえない。  続く...

 
 
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