政府が日銀総裁に田波・国際協力銀総裁を提示、今夜の民主党判断に注目

2008年 03月 18日 17:40 JST
 

 [東京 18日 ロイター] 政府は18日午前、国会に対して福井俊彦日銀総裁の後任として田波耕治・国際協力銀総裁(元財務事務次官)、副総裁として西村清彦・日銀審議委員を起用する案を提示した。

 この政府提案に対し、鳩山由紀夫・民主党幹事長は、田波総裁候補への同意は難しいと表明。小沢一郎代表は候補者からの所信・意見聴取後に党内プロセスを経て結論を出すと述べ、18日夜に下される民主党の判断に注目が集まることになった。民主党が「田波総裁」案に反対した場合、参院で不同意になる可能性が高く、その場合には「総裁空席」という事態がいよいよ現実味を帯びることになる。

 <民主は18日夜に結論>

 鳩山幹事長は18日、記者団に対し「財務次官経験者で、しかも主計畑だ」と武藤敏郎日銀副総裁と同様の経歴であることを指摘し「(同意するのは)なかなか難しい判断となる」と述べた。

 同党の仙谷由人・国会同意人事検討小委員会委員長は記者団に対して「(田波氏は)佐々波委員会(金融危機管理審査委員会)の時に中途半端な資本注入をして、日本の金融破たんを招いた時の財務次官だ」と指摘。「党内は大議論になるのではないか」と述べ、同党内に反対論が広がるとの見通しを示した。山岡賢次国対委員長も、個人的には田波総裁候補に同意することはほぼ不可能だと思うと述べた。

 同党内では、田波総裁案に対する反対論が広がりを見せているが、小沢代表は午後3時からの衆院での候補者に対する所信聴取を前に、候補者からの所信聴取後に党内の手続きにしたがって議論を進め結論を出すとの見解を表明。その時点では、田波総裁案への評価を控えた。

 <国民新党は田波総裁案に賛成の可能性>

 田波総裁案に対しては、社民党も反対の意向を示しているが、共産党は党内で検討するとした。一方、国民新党は国内経済安定を優先する観点から判断すると表明し、同意に含みを残した。  続く...

 
 
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