参院が田波日銀総裁案に不同意、戦後初の総裁空席が確定

2008年 03月 19日 12:53 JST
 

 [東京 19日 ロイター] 参院は19日の本会議で、政府が提示した日銀総裁と副総裁人事案のうち、田波耕治・国際協力銀行総裁の総裁就任を民主党などの反対多数で「不同意」とした。衆院は本会議で自民党、公明党などの賛成多数により「同意」を決めたが、参院の不同意で国会の意思は不同意となった。

 この結果、福井俊彦総裁の任期切れであるきょう19日に新総裁が決まらず、日銀総裁のポストが戦後初めて空席になることが確定した。

 衆参両院の本会議ではそれぞれ西村清彦・日銀審議委員の副総裁就任が同意され、副総裁就任が決まった。すでに白川方明・京大大学院教授(元日銀理事)の副総裁就任も確定しており、日銀はあす20日から総裁空席のまま、白川、西村両副総裁が率いる変則体制となる。日銀法に基づき19日中に福井総裁が総裁代行を指名する見通し。今のところ白川氏が総裁代行に指名される公算が大きい。

 19日正午からの参院本会議で「田波総裁案」が採決され、賛成112票、反対125票で不同意を決めた。「西村副総裁案」は賛成232票、反対7票で同意を決めた。衆院では両提案とも記名採決せず、「起立多数」で同意を決めた。

 今後は、政府がどの段階で新たな総裁案を提示するかに日銀人事の焦点が移る。想定されるケースとしては、1)政府が来週中に新人事案を提示する、2)4月8日、9日の日銀金融政策会合までに決める、3)当面は総裁代行で対応して新たな提示はしない──などが考えられる。

 (ロイター日本語ニュース 田巻 一彦;編集 佐々木美和)

 
 

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