ドル/株ともに伸びきれず、イースター休暇明けの海外勢を警戒

2008年 03月 24日 15:00 JST
 

 [東京 24日 ロイター] 24日の東京市場はドルが小じっかりの中、株高・債券安。欧米の中央銀行がモーゲージ担保証券(MBS)買い入れの可能性について協議していると一部で報じられ、後に否定されたものの、株式の売り方が慎重になった、との声も聞かれた。ただ、イースター休暇で海外勢の資金フローが限られており、方向感は出ていない。

 為替市場でもドル/円は瞬間的に100円に乗せたが、上昇に勢いはなく上値の重さが意識されている。イースター休暇明け以降、大荒れの展開となった前週の地合いを引き継ぐのか、年度末・四半期末を前に動きがとまるのか、国内の市場関係者は決算の着地に神経質になっている。

 <材料が出れば大揺れ>

 東京株式市場では日経平均が小幅に続伸しているものの、前週末の米国市場が休場で手掛かり材料が少なく動意に乏しい。日経平均は前週末までの3日間で700円弱上昇した後であり、戻り売りが出やすく、上値を抑えられている。

 「海外勢のフローが少ないなか、新年度の運用資金が一部前倒しで入っている。GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)の米株先物が堅調なことも追い風」(準大手証券エクイティ部)という。25日に3月期決算企業の権利付き最終売買日を控え、配当や株主優待を狙った個人の資金も流入しているとみられている。

 みずほインベスターズ証券、投資情報部部長の石川照久氏は「フィナンシャル・タイムズ紙が世界的な信用危機問題の解決のため、欧米の中央銀行がMBS買い入れの可能性について協議していると報じ、その後、米連邦準備理事会(FRB)高官が否定したが、こういう話が出てくること自体が売り方にとって売りにくい」というが、「ひとつ材料が出れば上にも下にも行きやすい相場だ」と話している。

 ある投信関係者は「東京市場は、中心銘柄がけん引役となって株価を上げていくというよりは、周辺銘柄の水準訂正になっている。法人企業景気予測調査も足元は厳しいものの7─9月期が大企業全産業でプラスに転じており、むしろ楽観的な印象がある。市場の認識はもっと慎重で、下期も景気は厳しいとの見方が広がっている」と語る。

 <海外マネーは期待薄>  続く...

 
 
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