日経平均は反発、薄商いのなか米株高と円安好感で買い戻し

2008年 03月 25日 11:58 JST
 

 [東京 25日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は反発。JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)がベアー・スターンズBSC.Nへの買収提案額を引き上げたことや2月の米中古住宅販売が予想外に増加したことなどを材料に米株が上昇、為替も円安方向に振れていることで買い戻しが先行した。

 ただ、上値では国内勢からの戻り売りもあり伸び悩んだ。全般的には海外勢、国内勢とも見送り気分が強く、東証1部売買代金は9252億円と薄商いが続いている。

 前場の東証1部騰落数は、値上がり1131銘柄に対して値下がり470銘柄、変わらずが116銘柄となった。

 ある国内証券では海外投資家の寄り付き前の売買注文が今年最低だったという。「海外市場の休場の影響があるほか、日本特有の年度末の買いがあるなかではあえて売り向わないスタンスのようだ」(同証券投資情報部)との声が出ていた。ただ、海外勢の売りが出てないとはいえ年度末の買いの力も鈍く、一部の国内機関投資家からは戻り売りも出ているのと指摘もあり、上値は重かった。

 JPモルガンは、ベアーに対する株式による買収額を従来の1株当たり2ドルから約10ドルに引き上げると発表。24日の米株市場では金融株は底を打ったかも知れないとの期待感が広がった。買収額に不満を持つベアー株主との対立が長引き、買収が予定通りに進まないのではないかとの懸念が後退したという。また2月米中古住宅販売が2.9%増と7カ月ぶりに増加したことで住宅市場は最悪期を脱したかも知れないとの楽観的見方も広がった。

 米株市場のセンチメント改善に加え、為替が一時対ドルで101円まで円安方向に進んだこともあり、東京市場でもソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)など輸出株がしっかりとなった。三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)などの商社株や商船三井(9104.T: 株価, ニュース, レポート)など海運株も高い。

 半面、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などメガバンク株はさえない展開となった。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀大記記者)

 
 
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