英中銀総裁が利下げ方向に一段と傾いていると発言、4月の利下げ観測強まる

2008年 03月 27日 06:51 JST
 

 [ロンドン 26日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のキング総裁は26日、世界的なクレジット環境が新たな困難に直面にするなか、貸出状況のひっ迫を受け中銀は利下げ方向に一段と傾いている、との認識を示した。

 総裁発言を受け、市場では4月の利下げ観測が強まった。

 キング総裁は議会で「金融問題は困難かつ新たな局面に入った。世界中で金融市場に対する信頼感が揺らいでいる」と述べた。

 金融市場の貸出状況ひっ迫を受けて中銀は利下げ方向に一段と傾いているか、との質問には「その通りだ」と答えた。また、これまでの利下げにもかかわらず、銀行のモーゲージ金利はクレジット問題に見舞われた昨年8月とほぼ同水準になっていると指摘した。

 26日の欧州インターバンク市場では、3カ月物LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)が一段と上昇、ユーロとポンドLIBORは連日で年初来最高水準を更新した。

 総裁発言を受け、市場では4月の追加利下げ観測が強まった。グローバル・インサイトのエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は「5月よりも4月に0.25%利下げが行われると予想する」と述べた。

 ただ、キング総裁は成長減速に対し懸念を示す一方で、現在2%を超えるインフレが公共料金の上昇を背景に一段と上昇し、3%前後に達するとの見方を示した。

 そのうえで「英中銀が短期的なインフレの動向に対してできることは限られる。重要なのは(インフレの上昇を)一時的にとどめることだ」と語った。

 
 
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