カシオ、カシオマイクロを完全子会社化へ

2008年 03月 28日 17:39 JST
 

 [東京 28日 ロイター] カシオ計算機(6952.T: 株価, ニュース, レポート)は28日、カシオマイクロニクス6760.Qを完全子会社化すると発表した。カシオマイクロによる約30億円の第三者割当増資をカシオが引き受けるほか、両者間で株式交換を実施する。

 カシオマイクロの財務体質改善を図り、意思決定の統一を通じたグループ全体の企業価値向上を目指す。カシオマイクロはジャスダック証券取引所において上場廃止になる予定。

 増資引き受け価格など諸条件については第三者割当増資の引受契約締結時に公表するとしている。また、カシオは、カシオマイクロ株75.13%を保有する筆頭株主。カシオはアーンストアンドヤング。トランザクション。アドバイザリー・サービスを、カシオマイクロは大和証券エスエムビーシーに株式交換比率の算定を依頼する。6月下旬開催の定時株主総会の承認を経て株式交換するが、日程などは今後検討する。カシオ側は総会決議を経ない簡易株式交換手続きとする。

 同日、カシオマイクロは日立電線(5812.T: 株価, ニュース, レポート)に対し、液晶パネル用IC(集積回路)を乗せる基材などを扱うフィルムデバイス事業を60億円で売却するとも発表した。カシオマイクロは、この事業売却による特別損失を計上するとして、08年3月期の当期純損益予想を従来予想の31億円の赤字から106億円の赤字に赤字幅を拡大させた。カシオマイクロの下方修正を受け、カシオも08年3月期の当期損益を従来予想を175億円から115億円に下方修正した。

 (ロイター日本語ニュース、平田 紀之記者)

 
 

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