株価水準、金融機関の財務健全性が損なわれる状況にない=金融庁長官
[東京 31日 ロイター] 金融庁の佐藤隆文長官は31日の定例会見で、2008年3月末の日経平均株価が1万2525円となったことに関連し、昨年9月末からの下落率は約25%となったが、国内金融機関は株式の保有を減らしてきており、財務の健全性が損なわれる状況にはないとの認識を示した。
金融庁の試算によると、日経平均株価は昨年9月末から25.4%下落したものの、主要行の自己資本比率は9月末の13.1%から3月末は0.5ポイントの低下にとどまっている。また、地域銀行の9月末の自己資本比率は10.5%、協同組織金融機関は11.5%だったが、いずれも3月末は0.2ポイントの低下にとどまるという。
一方で、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)関連商品の保有が国内金融機関の財務に与える影響については、昨年12月末のサブプライム関連商品の保有額が全体で1.5兆円にとどまっていることを指摘した上で、「金融機関の体力に比べて限定的だ」との認識を示した。
(ロイター日本語ニュース 村井 令二記者)
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