景気は足踏み状態、政治・経済環境を整えるべき=日銀短観で額賀財務相
[東京 1日 ロイター] 額賀福志郎財務相は1日午前の閣議後会見で、1日朝に発表された3月日銀短観で業況判断DIが軒並み悪化したことに関し、景気全体は足踏み状態と認識しているとし、緩やかな回復基調が維持できるよう政治・経済環境を整えなければいけない、と述べた。
額賀財務相は、日銀短観を受けて「景気全体は足踏み状態と認識している」と指摘し「売上、経常利益、設備投資も伸び率が鈍っているが、緩やかな回復基調が維持できるよう、政治・経済環境を整えていかなければならない」と述べた。
新年度を迎えても「ねじれ国会」の中で税制関連法案が成立しない事態に危機感を表明した。
こうした中で、揮発油税などの暫定税率が3月末で期限切れとなったことについて額賀財務相は「税制関連法案が未成立という35年ぶりの異常事態となったことは誠に残念」との認識を示し、「与野党が1日も早く協議の場に臨んで失効期間を短くすることが、国民の期待に応えることになる」と法案の早期成立を訴えた。
その上で「確かにガソリン(価格)は下がった方がいいと感覚的に受けとると思うが、大局観で政治は考えなければならない。今日の1000円よりも明日の1万円のことを考えていく必要がある。大衆に迎合して政治が曲げられてはいけない」と力説した。
また、福井俊彦前日銀総裁の退任後も日銀総裁が決まらない事態が継続していることについて額賀財務相は「国際的な金融不安の時に日銀総裁の空席はできるだけ回避しなければならない」と述べ、「正副総裁の3人のトリオがお互いに補完し合いながら対応できる布陣をつくっていく必要がある」と語った。
(ロイター日本語ニュース 伊藤 純夫記者)
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