FRB議長発言でリスク許容度改善、海外勢の日本株買い戻し続く
[東京 3日 ロイター] 3日の東京市場は株高、債券安。ドル/円相場も102円台でしっかり。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が第二のベアー・スターンズBSC.N発生の可能性を否定したことで金融システムをめぐる最悪期は過ぎた、との見方が浮上。下げのきつかった日本株には海外勢など売り方の買い戻しが続いている。
為替市場ではクロス円でも円売りになるなどリスク許容度が改善している。
<バーナンキ発言を信頼>
株式市場では午後に入り日経平均がじり高、150円超上げている。昼休み時間中にシンガポールの日経平均先物が高くなり、それに引っ張られた。
「前日に大幅高となった反動も予想されたが、主力株の一角やこれまで売り込まれた業種を中心に海外勢から買い戻しが入り、底堅くなっている。4日に米雇用統計の発表を控えているものの、欧米金融機関の決算と国内企業の決算が始まるまで、当面大きな悪材料が出にくいとみて買い戻している」(大手証券エクイティ部)との声が出ている。
新光証券エクイティストラテジストの瀬川剛氏は「バーナンキFRB議長が議会証言で第二のベアーが出ることはないとコメントしたことで、市場には安心感が出ている。以前、一部の中小金融機関の破たんの可能性に言及するなどコメントが率直なだけに信頼できそうだ」という。
東洋証券・シニアストラテジストの児玉克彦氏は「危機感が薄らいだため下押す気配は感じられないものの、急上昇の後で利益確定売りも目立つ。目先は利食いをこなしながら値を固めることになりそうだ」と話している。
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が集計した3月のADP全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は8000人増加した。景気減速を受けて企業が人員を削減するとのエコノミストの見方とは裏腹に予想外の増加となったことで、週末の雇用統計にも楽観的な見方が広がっている。 続く...












