強まる米リセッション懸念、ニューヨークの「結婚産業」は不況知らず
[ニューヨーク 11日 ロイター] 米国経済をめぐる最近の話題と言えば、大手金融機関の救済や住宅差し押さえ件数の増加、雇用環境の悪化など暗いものが多いが、ニューヨークの「高級ウエディング」を取り巻く業界だけは例外のようだ。
今月にマンハッタンで開催されたニューヨーク誌主催のウエディングショーに参加したケーキショップやフラワーショップ、ウエディングプランナーやドレスメーカーによると、彼らのビジネス環境に暗雲はまだ訪れていない。花嫁介添人の数を4人から2人に減らすなど一部で経費を削減する動きは見られるものの、多くの新郎新婦は出費を惜しまずに人生の一大イベントを楽しもうとしているという。
招待状作成を手掛けるグリニッジ・レタープレスの共同経営者エイミー・サルビニ・スワンソン氏は「今のところ、人々が(招待状に)使う金額は昨年と比べても変わりがない」と話す。100人分の招待状作成サービスを600─1000ドル(約6万─10万円)で提供する同社のもう1人の共同経営者、ベス・ラルバニ氏は「リセッションだろうと人々は変わらず結婚し、招待状も必要とされる」と述べた。
一方、結婚式直前の14日間の減量コースに1万ドル(約100万円)を使う必要が本当にあるのかという点には疑問も残る。こういったコースにはパーソナルトレーナーの指導が付き、サプリメントや食欲抑制剤なども提供される。
トレーナーのデビッド・キルシュ氏によると、2週間のコースで7キロ弱の減量に成功した新婦もおり、ある有名人は結婚式の2日前にドレスのサイズ直しをしなければならなかったという。キルシュ氏は「ドアが開いてバージンロードを歩き出そうとする時、あなたには250人の視線が注がれる。そういう瞬間がある」と語り、高額な減量コースも結婚ビジネスには「不可欠」との見方を示した。
同ウエディングショーを訪れた現在婚約中のフランシス・タベラスさん(27)は、展示されているサービスの大半が予算の範囲外のため、アイデアを参考にするためだけに来たと語った。そんなタベラさんの予算は「2万ドル(約200万円)とかなり控えめ」という。
<ウエディング業界の現場>
結婚コンサルティング会社オールウェイズ・ア・ブライズメイドでウエディングプランナーを務めるショチトル・ゴンザレス氏は、結婚を控えたカップルが十分な費用を貯めようとするため、婚約期間が長くなる傾向があると指摘する。それでもなお、同社の総額1万5000ドル(約150万円)のサービスを利用する顧客は多い。 続く...












