インテルの好決算受け株高、米銀業績に楽観的な見方も
[東京 16日 ロイター] 16日の東京市場は、インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)が15日に発表した好決算を受けて日経平均が一時、200円を超す上昇となった。市場にはこれから発表される米金融機関の決算に対する楽観論も浮上した。
足元では株にマネーが戻る可能性を指摘する声も出ている。ただ、米金融システムの受けた傷は深いとの懸念も根強くあり、日本国内の景気減速も目立っているため、金利市場は様子見ムードが強まっている。
株式市場では日経平均が続伸し、上昇幅は一時200円を超えた。15日の米国株式市場引け後にインテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)が市場予想を上回る決算を発表したことで、ハイテク株が買われたほか、今夜の米国株高への期待感も広がった。前日の米国株市場では、複数の米地方銀行の四半期決算が予想を上回ったことから金融株が買われており、日本でも銀行、証券、ノンバンクなど金融株が堅調な値動きとなっている。「インテルの効果は大きい。市場は悪材料に反応せず、好材料に反応するようになってきた」(SMBCフレンド証券・投資情報室次長の松野利彦氏)との声が出ている。
予想外の減益となった米ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算で、市場の警戒感は強まっていたが「米企業決算への悲観ムードが後退した。今週は米大手金融機関の決算発表が山場になるが、大きな損失が出てもサブプライム問題への対応を進めているという前向きなとらえ方になりそうだ。悪材料出尽くし感につながるとの期待もできる」(新光証券エクイティストラテジストの瀬川剛氏)という。
<注目集める米銀決算>
また、立花証券・執行役員の平野憲一氏は「足元の堅調さは、米インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)好決算の影響が大きい。前日の米国地銀の決算が全般に予想よりもよかったことを受けて、今夜のJPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算も悪くはないのではとの観測が出ているようだ」と述べる一方で「JPモルガンをはじめ、17日のメリルリンチMER.N、18日のシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、21日のバンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算が出るまで気は抜けない」と米金融機関の決算内容に対し、警戒感を緩めていない。
実際、ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)は、メリルが17日発表する2008年1─3月期決算で60─80億ドルの損失を新たに計上すると報道した。
米金融機関の動向に詳しいある市場関係者は「今回の第1・四半期決算で、公的資金が必要なほどの損失を出す米金融機関はないと思うが、第2・四半期以降は楽観できない。米国はじめ日本の株式市場も今は堅調だが、先行きの不透明感はぬぐい切れていない」と述べている。 続く...












