米大統領が温暖化ガス排出削減で新目標、2025年までに伸びをゼロに

2008年 04月 17日 10:15 JST
 

 [ワシントン 16日 ロイター] ブッシュ米大統領は16日、2025年までに温室効果ガス排出量の伸びをゼロにするという地球温暖化防止に向けた新目標を提案した。しかし、その具体的な方法などについては明言しておらず、環境保護団体などから批判が出ている。

 パリで開かれる気候変動に関する主要国会合を控えて大統領が掲げた目標は、欧州のものに比べてかなり見劣りするもの。米議会はより積極的な目標を検討している。

 来年1月に退任するブッシュ大統領は、電力会社などからの温室効果ガス排出抑制を目指すなど、広範な原則を提示したにすぎない。

 ホワイトハウスが発表した声明の中で大統領は「強力な新法を完全に履行し、私が概略を説明した原則に従い、適切な奨励策を採用すれば、米国にとって温室効果ガス削減に向けた野心的な新たな道筋が整う」と述べた。

 大統領選を争っている共和、民主両党の有力3候補はいずれも、産業界の二酸化炭素(CO2)排出量の上限設定や欧州連合(EU)と同様の排出権取引などを含め、ブッシュ大統領よりも踏み込んだ提言を行っている。

 環境保護団体シエラクラブの幹部は「大統領の提案では、地球温暖化を食い止めるには真の奇跡が必要になるだろう」と述べた。

 
 
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