アイスランドの長期外貨建て格付けを引き下げ、見通しはネガティブ=S&P
[ロンドン 17日 ロイター] 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は17日、アイスランドの長期外貨建て格付けを「Aプラス」から「A」に引き下げた。国内商業銀行の海外からの資本調達状況が経済に及ぼす影響を理由として挙げた。
見通しはネガティブとし、金融状況が一段と悪化すれば格下げの可能性がある、と指摘した。
S&Pは声明で「銀行の資金調達コスト上昇が、アイスランドクローナの実質的な27%下落と相まって、予想以上に経済が縮小しそれが長引く可能性が高まっている」との見方を示した。
さらに、アイスランドの負債は「前例のない水準に達した」と指摘。企業および家計の負債は、2007年末時点で国内総生産(GDP)の400%超に達しており、2004年時点の184%から拡大している。
S&Pは、国内銀行に対するリスクプレミアムを低下させるため、政府や銀行が市場心理回復に向けた措置を実施すれば、見通しは安定的に戻る可能性がある、としている。
S&Pの格下げを受けアイスランドクローナはドルとユーロに対して下落した。
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