Uテクノロジー、現段階でグッドウィル株の買い増し考えていない=社長

2008年 04月 18日 14:09 JST
 

 [東京 18日 ロイター] ユナイテッド・テクノロジー・ホールディングス(UT)(2146.Q: 株価, ニュース, レポート)の若山陽一社長は18日、現段階でグッドウィル・グループ(GWG)(4723.T: 株価, ニュース, レポート)の株式を買い増す考えは全くないと語った。ロイターの取材に対し答えた。

 株買い増しを拒否するGWG経営陣の考えを尊重することで、事業提携に向けた協議の成功を目指す。UTは3月、GWG株式を30.4%まで取得し、筆頭株主になっている。

 半導体製造請負のUTは、技術者派遣に強みを持つGWGとの事業提携による成長戦略を描く。足元で両社は事業提携に向けた協議を進めており、若山社長は「理想として、株主総会までに資本・業務提携が報告できるようにしたい」とした。協議内容については「資本まわりの話より、事業提携の骨子についてしっかり話すことが重要」と語った。

 若山社長は、GWG側が容認すれば33%以上の株式取得も視野に入れていたと説明したが、GWGから拒否されたため、「まず、緩やかな業務提携から始め、信頼を得てから新しい方向性を見出せばいいと考えた」と語った。株式取得までの経緯については「TOB(公開買い付け)をしなければいけないので、33%を超えないようにした。(大株主として)浮上してから経営陣と話をしようと思った」と述べた。若山社長は、これまでの協議を通じて「わだかまりはとれたと思う」と話した。

 当面はGWGとの業務提携を実現させ、GWGの再建に注力したいとの考えで「再建にメドが立ったら、もっと深い提携に進みたいと思う。ただ、現経営陣との話し合いを通じて、友好的に進めたい」とした。

 また若山社長は、GWGが米投資会社サーベラスなどのコンソーシアムに対して4月に計画している第三者割当増資について、妨げない考えを示した。同増資が実施されれば、UTによるGWG株式の保有比率は約25%に低下する。若山社長は「運転資金上、必要だと(GWGの)経営者は言っている。それをつぶしては元も子もない。(増資によって)逆に財務面が安定すると判断した」と述べた。

 一方、UTは、GWG株式取得資金を仏BNPパリバ証券に対する約60億円の新株予約権付社債で調達した。8月初旬までに返済しなければその時点の株価の90%の価額で行使できるとなっており、UT株価の希薄化が懸念されているが、若山社長は「当初から借り替えを前提に実行した。その方が(資金調達の)スピードが速かった。8月までに長期ローンを新しく組むなど、できるだけ株価が希薄化しない方法でリファイナンスしたい」との意向を示した。

 (ロイター日本語ニュース、平田 紀之)

 
 

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