五輪=全日本女子柔道で塚田が初の7連覇、北京代表に満場一致で決定
[横浜 20日 ロイター] 全日本女子柔道選手権大会が20日、横浜文化体育館で開催され、アテネ金メダリストの塚田真希が判定で薪谷翠を破り優勝。同大会初の7連覇を果たした。同大会は北京五輪の女子柔道最重量78キロ超級の代表最終選考会を兼ねており、塚田は大会後に開かれた強化委員会で日本代表に満場一致で選出された。
<思い出多い先輩との決勝戦>
決勝戦はこの大会での現役引退を決めている薪谷との戦いになった。薪谷は塚田にとってジュニア時代からの先輩。「初めてシニアに入ったとき、きつくてとまどうこともあったが、薪谷先輩は当時すでに強かったのにジュニアの私にやさしく接してくれた。おいしい御飯もたくさんごちそうになった」
思い出の多い先輩との戦いとなったが、試合が始まれば集中できたという。「全力で絶対に勝つんだという気持ちでやった」
試合は両者ともポイントが入らず判定に持ち込まれたが、ともに気持ちを前面に出した試合となった。引き手で襟(えり)をつかむなど薪谷の動きを封じた塚田が3─0の優勢勝ちを収めたが、薪谷もけがをしてから今までで一番いい試合と振り返った。「塚田選手と真っ向勝負ができたので悔いなく現役を終われそうだ」と大きなライバルに成長した後輩と晴れの舞台で戦えたことに満足していた。
<満場一致で代表選出、五輪では中国選手との戦いが焦点に>
今回、6連覇(1987─92年)の記録を塗り替えられた田辺陽子氏は塚田について「得意の寝技に加え、立ち技が以前より切れが出ている。7連覇を自らのプライドとして頑張ってほしい」と述べる。薪谷も「必ず世界一になると思うので応援したい」と語った。
日本女子代表の日陰暢年監督は塚田を代表に選出した理由について「経験、実績、実力ともに十分だ」と話した。だが、アテネに続く金メダルを獲得するには中国の選手が目の前に立ちはだかる。その筆頭がトウ・ブンだ。2005年、07年と2回続けて世界選手権で塚田は負けている。07年は指導ひとつの差で負けたが、塚田は「自分も勝負に生きている人間として指導ひとつの差がどのくらい大きいかわかっている」と素直に実力差を認める。 続く...












