北京モーターショー開幕、交通渋滞など五輪への不安も露呈

2008年 04月 21日 19:09 JST
 

 [東京 21日 ロイター] 北京国際モーターショーが20日に開幕したが、参加する自動車メーカーの幹部らは会場までの交通渋滞に悩まされている。この渋滞問題は、8月に開催される北京五輪でも再現する可能性がある。

 北京五輪でも使用される今回のモーターショー会場「中国国際展覧センター」には、市の中心部から電車や地下鉄が通じていない。自動車業界やショーの関係者、ジャーナリストが多く押し寄せたことで、通常なら車で30分で到着するところが、渋滞に巻き込まれて2時間かかったケースも出た。

 世界の自動車大手の最高経営責任者(CEO)を含む大勢の参加者が会場近くで仕方なく車を降り、雨の中を歩かざるを得ない状況となった。

 三菱自動車(7211.T: 株価, ニュース, レポート)の益子修社長は、予定されている取材者を待たせるわけにはいかないため、歩く以外に選択肢はなかったとコメント。日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)も、最後は徒歩での会場入りを余儀なくされていた。

 2007年の中国の自動車販売台数は、前年比22%増の約880万台で、2008年は1000万台に達するとみられる。中国の自動車登録台数は推定4700万台で、そのうち300万台が北京を走っている。

 ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)の兵後篤芳専務(中国本部長)によると、現地の道路交通事情は以前よりさらに悪くなっており、5年前は15分で行けた道のりが今では1時間かかるようになったという。

 中国の自動車市場には当面冷え込む兆しは見えておらず、自動車メーカーの幹部は、政府や業界が車社会の拡大を支えるインフラ開発の包括的計画を立てるべきだとしている。

 ただ、北京モーターショーで問題になったのは、交通渋滞だけではない。タクシー乗り場がないため、会場を出た後に空車のタクシーを見つけるのも非常に困難な状況。  続く...

 
 
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