米シティ 、日興CGの投資会社売却で交渉入り=関係筋

2008年 04月 24日 06:19 JST
 

 [東京 23日 ロイター] 米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)(8710.T: 株価, ニュース, レポート) が日興アントファクトリー(東京都千代田区)を売却する方針を固め、相手先と交渉に入ったことが23日、分かった。関係筋がロイターに明らかにした。

 信用収縮を背景に大幅に業績が悪化しているシティは、全世界で資産売却の作業に入っており、日本でも具体的な動きが表面化してきた。 

 日興アントは日興コーディアル・グループ(日興CG)の100%子会社で小規模のプライベート・エクイティ投資やベンチャー投資なども手掛けている。日興アントの投資運用残高は13億ドル(約1300億円)。関係筋は、すでにシティは売却先候補と接触を始めており、数カ月以内に売却が決まる可能性があると述べた。米銀行法は商業銀行が一般事業会社に対する持ち株比率を制限し、上限を設けている。このため日興CGを傘下におさめたシティは、事業見直しの対象として日興傘下の日興アントをあげているという。日興CGが、保有する日興アントの株式をシティのグループ会社に移転することも選択肢としてあり得るが、日本の金融機関へ売却する可能性の方が高いとみられる。 

 日興アントはこれまでに、ヴァージン・シネマを買収後、持ち分を東宝(9602.T: 株価, ニュース, レポート)に売却するなどの投資経験がある。日興CGの広報担当者は、シティによる日興アントの売却案について、コメントを差し控えるとしている。

 
 
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