再送:五輪=全日本柔道選手権で石井慧が優勝、最後の日本代表の座勝ち取る
[東京 29日 ロイター] 北京五輪代表最終選考会を兼ねる全日本柔道選手権大会が29日、日本武道館で開催され、石井慧が鈴木桂治を破り優勝した。史上最年少で優勝した2006年以来2度目の「日本一」の栄冠を手にした。
井上康生は準々決勝で高井洋平に、棟田康幸は準決勝で石井慧に敗れた。
大会終了後、強化委員会が開かれ北京五輪代表で唯一未定だった男子100キロ超級の日本代表は石井慧に決定された。
<クレバーな戦術で優勝勝ち取った石井>
とぼけたコメントをしてマスコミ陣を煙に巻くことも多い石井だが、全日本選手権優勝の原動力はクレバーな戦術だった。自分の形を固定せず相手や状況に合わせた戦い方で強敵から勝ちをもぎとったといえる。
準決勝の棟田戦は、自分より重い相手に対し一本を取るための柔道を捨て、泥くさく勝つ方法を選んだ。「組み手で負けないように、攻め手で負けないように、先、先に動いた」という。結果、指導の差ひとつで優勢勝ちを収めた。
決勝の鈴木戦では一転、試合開始から攻めに動いた。「一発飛び込んで攻めようと思っていた」と石井。「闘争心が足りなかった」と振り返った鈴木は石井の突進に防戦に回る展開。さらに有効を取った大内刈りは鈴木戦用にとっておいた「秘策」だった。大外刈りを何度も繰り返した後で同じ入り方で大内刈りを繰り出し、有効を得た後、すかさず押さえ込みに入った。28秒で押さえ込みが解けて技ありとなり、一本勝ちには2秒足りなかったが、残り時間を逃げ切るには十分なリードだった。
<試合の柔軟性と執念で分けた代表切符> 続く...













