実質GDP見通し中央値は08年度が+1.5%に下方修正=日銀展望リポート

2008年 04月 30日 15:35 JST
 

 [東京 30日 ロイター] 日銀は30日、「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を発表した。7人の政策委員が予想する2008年度実質国内総生産(GDP)の中央値は前年度比プラス1.5%となり、昨年10月時点の同2.1%から下方修正となった。

 最大値と最小値を除いた大勢見通しは同プラス1.4%―プラス1.6%だった。

 初めて公表する09年度予想は、大勢見通しがプラス1.6%―プラス1.8%、中央値はプラス1.7%となった。

 一方、2008年度消費者物価指数(除く生鮮食品、コアCPI)の中央値は前年度比プラス1.1%と、昨年10月時点のプラス0.4%から上方修正となった。大勢見通しは同プラス0.9%―プラス1.1%だった。09年度は、大勢見通しがプラス0.8%―プラス1.0%、中央値はプラス1.0%。

 日銀はまた「中長期的にみて物価が安定していると各政策委員が理解する物価上昇率(中期的な物価安定の理解)」について、消費者物価指数(CPI)の前年比でみて0─2%程度とする前回の水準を据え置いた。

 日銀は「物価の安定」を「家計や企業等のさまざまな経済主体が物価水準の変動に煩わされることなく、消費や投資などの経済活動にかかる意思決定を行うことができる状況」と定義。具体的な水準については「消費者物価指数の前年比で0─2%程度の範囲内にある」との説明を維持した。ただし、委員ごとの中心値については、前回の「大勢として、おおむね1%前後で分散している」から「大勢として、1%程度となっている」に修正した。

 (ロイター日本語ニュース 児玉成夫記者)

 
 
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