〔ロイター・コラム〕如何にして新興市場のバブルを楽しむか

2008年 04月 30日 16:02 JST
 

 ジェームズ・サフト、ロイター・コラムニスト

 [ロンドン 29日 ロイター] 次にバブルが発生する可能性が高いのは新興国市場だ。だが、だからといって新興国への投資を控えるのは賢明ではない。

 新興国の株式市場は先進国に比べバリュエーションがすでに割高な水準にある。それでも、中国やインドなどの力強い景気拡大は今後も続く見込みで、新興国市場のプレミアムはさらに拡大していくに違いない。20世紀に好況を謳歌した経済大国が高齢化に伴い長期にわたる景気拡大が失速するとすれば、それはなおさらのことだ。

 かつてのネットバブルや住宅関連株のバブルがそうだったように、大きなリターンは多額の投資マネーを引き寄せ、少なくとも「当面」は株価上昇が妥当なように見える。

 問題は「当面」がどの程度の期間を意味するかだ。

 意外なことに、伝説的なバリュー投資家であるジェレミー・グランサム氏は新興国市場をバブルとも、好ましい投資先ともみなしている。

 資産運用会社GMOの会長を務めるグランサム氏は顧客向けリポートの中で「このバブルは長期的なバリューに基づいて正当化することはできないが、少なくとも、これまでで最も壊れにくいバブルとなるだろう」と指摘している。

 同氏によると、米国の国内総生産(GDP)成長率はここ数年、世界的な経済環境が非常に良好で、低コストの資金が潤沢にあったにもかかわらず、実質ベースで長期的なトレンドである3.5%を下回る水準で推移してきたのに対し、新興国市場では資源価格が高騰した上、都市部への人口流入で消費や生産性が押し上げられ、それ以上の急速な成長が続いた。  続く...

 
 
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