FRBの追加利下げ余地、商品価格をさらに押し上げる可能性

2008年 05月 1日 13:34 JST
 

 [ニューヨーク 30日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は29―30日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施し、一段の利下げを行う可能性も否定しなかった。

 これによって、商品価格の高騰が続き、エネルギーや食品価格の高騰に苦しんでいる消費者にとってほとんど救いにはならない可能性がある。

 FRBは、今回の利下げが8カ月に及んだ金融緩和サイクルの終着点となる可能性を示唆しながらも、さらに利下げを続ける可能性も否定しなかった。そのため、昨年夏から急騰している商品相場はさらに上値を追うかもしれない。

 キャメロン・ハノーバーのピーター・ブーテル社長は「FRBが、現在の異常な局面はいったん終了したというような、何らかのサインを示すのではないかとの期待が大きかった。彼らが利下げを行い、さらなる利下げの余地を示唆するたびに、商品価格が高騰する。商品価格を押し上げた要因の多くはFRBの政策だ」と指摘する。

 FRBが昨年9月に利下げに着手して以来、米ドルが下落する一方で原油価格は60%上昇し、1バレル120ドルに迫る水準に到達。ガソリン小売価格も1ガロン3.60ドルの最高値に達した。

 金も3月に1オンス1000ドルを突破したほか、トウモロコシは今週、1ブッシェル22―3/4セントの最高値をつけた。コメ価格も最高値に上昇し、アジアでは食品価格をめぐる暴動が起きている。

 スタンダード・ライフ・インベストメンツのフランセス・ハドソン氏は「FRBの利下げがドル安を招くと、商品価格に対する影響が大きくなる」として、「将来の金利見通しは、現在の金利決定と同じくらい重要だ」と述べた。

 FRBは今回のFOMC声明の中で、すでに大幅な金融緩和を実施したと指摘するとともに、商品価格が上昇していることにも言及。その一方で、インフレがいずれ緩和するとの見通しも示し、一部のアナリストは、FRBが一段の利下げを行う可能性を示唆したものと受け止めている。  続く...

 
 
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