JTの09年3月期は8期ぶり営業減益、のれん償却負担重く

2008年 05月 1日 19:06 JST
 

 [東京 1日 ロイター] 日本たばこ産業(JT)(2914.T: 株価, ニュース, レポート)は1日、2009年3月期の連結営業利益が前年比27.8%減の3110億円になる見通しと発表した。営業減益は8期ぶり。英ギャラハーGLH.Lののれん代償却が始まるほか、中国製冷凍ギョーザ事件の影響で食品事業が40億円の営業赤字となる。

 営業利益見通しは、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト10人の予測平均値3796億円を下回っている。

 <円高や冷凍ギョーザ事件の影響も減益要因に>

 連結売上高は同3.1%増の6兆6100億円で3期連続の増収となり、過去最高を更新する見通し。連結化したギャラハーと加ト吉がフルに寄与する。国内たばこの販売本数は1590億本(前年比87億本減)と10年連続の減少となるが、海外たばこの販売本数は4500億本(同644億本増)で5年連続で増加する見込み。

 営業利益段階では、ギャラハーと加ト吉の連結通期化で517億円の増益要因となるものの、想定為替レートを1ドル=100円(前期は117.85円)と円高にシフトしたことで478億円、販売促進費の増加で187億円、冷凍ギョーザ事件の影響で65億円の減益要因となる。さらには、09年3月期からギャラハーののれん代償却が始まる。のれん代償却は、加ト吉なども含め1027億円にのぼる。

 営業利益減が響き、経常利益は同23.3%減の2780億円と8期ぶりの減益、当期利益も同38.0%減の1480億円と落ち込む。

 <食品事業からの撤退は考えず>

 中国製冷凍ギョーザ事件の影響は、08年3月期にとどまらず、09年3月期業績にも大きな影響として残る。08年3月期は売上高で63億円の減収、営業利益で14億円の減益要因となった。このほか、社告や回収費用などとして56億円を特別損失に計上した。09年3月期は、220億円の減収、65億円の営業減益要因になるという。  続く...

 
 
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