日経平均は大幅反発、1万4000円台では伸び悩み
[東京 2日 ロイター] 東京株式市場では、日経平均が大幅反発。米国株高やドル高/円安基調の為替を背景に寄り付き後まもなく1万4000円台を回復。後場に入ると債券先物売り/株式先物買いも加わって、上げ幅は一時300円を超えた。ただ、連休を控えていることに加え、2日は米雇用統計の発表も予定されており、1万4000円台では伸び悩んだ。
東証1部騰落数は値上がり1443銘柄に対し、値下がりは204銘柄。変わらずは75銘柄だった。
1日のダウ工業株30種は189.87ドル高の1万3010.00ドルと、節目となる1万3000ドル台を終値で回復。ドル高/円安基調の為替とあわせ、東京市場の追い風になった。
背景にはセンチメントの改善があり、サブプライム問題に対する内外市場の緊迫感は和らいでいる。このため海外勢を中心に売り込まれた銀行株への買い戻しが続き、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)など3メガバンクが東証1部売買代金上位3位までを独占した。
いったんは戸惑いをみせた米連邦公開市場委員会(FOMC)に関する見方も、結局は米利下げ打ち止めが近いとみる米国景気への楽観論に落ち着き、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)など輸出関連株への買いにつながった。日経平均は寄り付き後まもなく28日以来となる1万4000円台を回復。後場に入ると上げ幅は一時300円を超えた。
ただ、日経平均は1万4000円台では上値が重くなった。「1万4000円に乗せた水準にはテクニカルポイントが多い」(準大手証券)ほか、米雇用統計を控えたイベント警戒もあり、参加者の動きは慎重になった。ロイター調査によると、2日発表の4月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が8万人減少すると予想されている。市場では「事前予想程度であれば、市場の楽観ムードに水を差すことはない」(投信)との声が出ている。
<悲観論ベースのポジションをアンワインド>
センチメントの改善から、市場では以前の悲観ムードのなかで作られたポジションの巻き戻しが続いている。海外勢による銀行株の買い戻しの動きが本格化しており、さらに「電機セクターなどにも広がってきた」(信託)という。後場に入ると「ファンド勢による債券先物買い/株式先物売りのポジションのアンワインドが出た」(信託)ことが、さらに日経平均を押し上げた。楽観ムードが強まったため債券先物買い/株式先物売りポジションの妙味が薄れているという。 続く...













