米マイクロソフトがヤフー買収断念、ヤフー株は大幅安の見込み
[サンフランシスコ 4日 ロイター] マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)は3日、ヤフー(YHOO.O: 株価, 企業情報, レポート)に対する買収提案を撤回すると発表した。マイクロソフトは買収案を50億ドル引き上げ475億ドルとする意向を示したがヤフーは受け入れず、マイクロソフトは買収を断念した。
マイクロソフトが示した新たな買収額は、1株あたり33ドル。スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)が声明で明らかにしたところでは、ヤフーは1株あたり37ドルの要求額を引き下げなかった。マイクロソフトが3カ月以上前に買収を提案した際には、1株あたり31ドルを提示していた。
同CEOは「ヤフーの要求はわれわれには受け入れられないもので、買収提案を取り下げることがマイクロソフトの株主、従業員、その他ステークホルダーにとって利益にかなうと判断した」と述べた。
アナリストは、ヤフーは大きく出すぎた、と指摘する。ヤフー株は合併合意への期待感から2日には7%近く上昇していたが、週明け5日には最大で30%安の20ドル台に下落する、との見通しを示している。
RCMのシニアポートフォリオマネジャー、ウォルター・プライス氏は「ヤフーが理にかなった行動をとらなかったことに驚いている。株価は5日に少なくとも5ドル下落するだろう。マイクロソフトが1株33ドルで敵対的買収に踏み切らなかったのは意外だ」と述べた。
ソレイユ・セキュリティーズのシニアアナリスト、ローラ・マーティン氏は、ヤフーを相手取った株主訴訟が多数起きると予想する。
マーティン氏は「ヤフーは高値を要求しすぎた。経済環境の不振と広告をめぐるトレンドの弱さを考えると、1株あたり33ドルは妥当だ」と指摘。「ヤフーは株主より従業員を優先させた」としている。
また一部では、マイクロソフトが今回買収を断念したのはヤフーに圧力をかけ将来提案を受け入れさせるための戦略、との見方も出ている。 続く...












