消費者金融の09年3月期、アコムのみ増益予想・プロミスと武富士は減益
[東京 8日 ロイター] アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)とプロミス(8574.T: 株価, ニュース, レポート)、武富士(8564.T: 株価, ニュース, レポート)の消費者金融3社が8日発表した2009年3月期連結業績予想は、当期利益ベースでアコムだけが増益を予定し、残り2社は減益見通しとなった。
高止まりが続く利息返還請求は、年度後半からは減少するとの見方も出たが、2年後の改正貸金業法の本格施行に向けて市場縮小の動きは止まらず、各社とも明確な成長戦略を描き切れずにいる。
アコムの09年3月期当期利益予想は、前年同期比22.3%増の433億円(ロイターエスティメーツによる主要アナリスト4人の予測平均502億円)。プロミス(8574.T: 株価, ニュース, レポート)は同18.5%減の130億円(同307億円)。武富士(8564.T: 株価, ニュース, レポート)は同18.5%減の115億円(同352億円)と予想。いずれもアナリスト予想を下回る見通しとなった。
各社とも売上高に当たる営業収益は、ローンの残高減少と金利引き下げによる利回り低下で減収か微増にとどまると予想した。
アコムは営業収益が前年同期比14.4%減の3250億円となる見通し。利息返還費用1200億円程度は過去に積んだ引当金を取り崩して対応するため、実際の損益に与える影響はゼロと見込む。経常利益は同32.4%減の562億円を想定しているが、当期利益ベースでは前年度に計上した税関連の費用が大きく減少し、増益となる。
プロミスは営業収益を前年同期比1.7%増の3979億円と見込む。三洋信販の買収効果でトップラインは微増するものの、システム統合などの統合コストがかかるため、経常利益は同36.3%減の409億円になる見込み。利息返還額として907億円を想定し、費用として334億円を引当金に計上する。
武富士は営業収益を前年同期比26.9%減の1977億円と想定。利息返還額は900億円を予想。09年3月期の配当は未定としながらも、近藤光社長は配当性向は50%を維持し、1株50円前後を予定していることを明らかにした。
<利息返還請求は年度後半にも減少との見方、買収戦略には濃淡> 続く...












