国連が08年世界経済成長率予測を大幅下方修正、米住宅市場の悪化で
[国連 15日 ロイター] 国連は15日、悪化する米国の住宅・金融市場が世界経済を圧迫するとして、2008年の世界経済成長率を1.8%と予測、今年1月調査時の3.4%から大幅に下方修正した。
国連経済社会局(UNDESA)が、「2008年世界経済の現状と展望」の年央改定で明らかにした。07年の世界成長率は3.8%だった。
同報告は「米国の住宅・金融セクターは08年第1・四半期に悪化が進み、世界経済を更に圧迫し、影響は09年まで続く」との見方を示した。
米国では07年に住宅バブルが崩壊、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に端を発した混乱が世界の金融市場を揺るがしている。国連は報告の中で、サブプライム問題に加え、ドル安の進展、世界的不均衡の拡大、原油・食料価格の高騰などにより「世界経済は厳しい不況の淵に立っている」と警告した。
08年の米国の経済成長率についても、1月調査時の2%の伸びから大幅に下方修正し、0.2%のマイナス成長を見込んでいる。
国連は、報告の中で挙げたすべての数値は、米金融・財政当局の景気対応策の成果次第で変動し得るとしている。しかし、UNDESA開発政策・分析担当のロブ・ロス氏は「我々の基本的な認識では、(米サブプライム)問題はまだ底を打っていない」と述べた。
<アジア・アフリカ減速、ロシア好調>
報告は、成長が著しい東アジア・南アジア地域の景気減速も予想している。同地域の08年GDP成長率は5.9%と、07年の8.5%から減速する見通し。 続く...












