インフレは高過ぎるが景気低迷で鈍化の可能性=米地区連銀総裁
[ワシントン 16日 ロイター] 米アトランタ地区連銀のロックハート総裁は16日、インフレの水準は高過ぎるものの、景気が「明白かつ深刻な低迷期」にあるため鈍化している可能性があるとの認識を示した。
総裁はCNBCテレビとのインタビューで「これは深刻な問題だ。インフレは2000年代半ばから、基本的には05年以降高止まりしていると考えている。わたしにとっては不快な水準にある」と語った。
「景気低迷によりインフレが鈍化するというのがわたしの基本的な見通しだ。実際に一部の情報や最近の指標はインフレが低下したことを示している」と指摘。「インフレが鈍化しているといういくつかの兆候、期待が存在する」と述べた。
総裁は金融引き締めへの政策転換を急いでいないことを示唆した。「今後の金融政策の動向について憶測はしない。われわれはまだ安心できない。一服している場合ではない」とし「そのため政策はどのような展開にも対処できるように引き続き柔軟であるべきだ」と語った。その上で、金利をゼロ以下にすることは「難しい」と認めた。
「われわれは明白かつ深刻な低迷期にあるが、成長している。単に低成長期である可能性は高い」と指摘。「定義上のリセッション(景気後退)は回避できるかもしれないが、景気は現在弱含んでいる」の見方を示した。
「現在われわれは3つの問題に対処している。1つは景気の低迷、2つめは高水準のインフレ、3つめは住宅セクターをはじめとする景気の底入れを探って入ることだ」と述べた。
「賃金圧力はそれほど見られないが、他の分野でインフレ圧力が高まっている。最近はインフレ期待が若干上昇してきたと言えるが、依然としてかなり安定的だ」と語った。
同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有していない。
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