海外勢が資源株買い、株先売り/債先買いにも日経平均しっかり

2008年 05月 19日 14:42 JST
 

 [東京 19日 ロイター] 19日の東京市場は株高/債券高。原油価格の上昇を材料に海外勢が日本でも資源関連株を買い進んでいる。短期的な値幅狙いの買いに加えて、年金などの長期資金も買いを継続している。

 さらに自社株買いや増配企業への物色も続いており、日本株はテクニカルに過熱感が指摘されながらも海外勢主導で堅調地合いを維持している。一方、乱高下が続く円債市場は急反発。ロイター短観の悪さが材料視されて売り方の買い戻しを誘った。一時は株式先物売り/債券先物買いがみられたが、株式市場の地合いが予想外に強く追随する参加者は限られた。

 <原油高で株買い、地合いの強さを象徴>

 株式市場では日経平均が小反発している。朝方は主力株に海外勢の買いが先行し、一時100円を超す上昇となったが、午前9時40分ごろからCTA(商品投資顧問業者)とみられる債券先物買い/株式先物売りの動きが活発化して急速に伸び悩んだ。ただ、「前週末の米国株安や円高傾向の為替相場を考えれば、もう少し下げても不思議ではない。原油高を受けて海外勢が資源関連株を中心に買いを入れているため、現物市場が底堅い」(東海東京証券の倉持宏朗エクイティ部長)との声が出ている。

 16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で米原油先物6月限が一時127.82ドルまで上昇して高値を更新したことが材料になり、東京市場では国際帝石(1605.T: 株価, ニュース, レポート)などの石油資源株や、三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)、三井物産(8031.T: 株価, ニュース, レポート)などの商社株が軒並み高となった。三菱商事は2007年10月に付けた上場来高値3810円を更新している。

 「モメンタム重視の短期筋による売買が多いものの、一部の欧州系長期資金はバリュー投資の一環で日本の商社、鉄鋼などに買いを継続している」(外資系証券売買担当者)という。

 また、「NTT(9432.T: 株価, ニュース, レポート)の増配や自社株買い、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)の増配が好感されているように、海外勢は日本企業の資本政策に変化の兆しが出てきたことも前向きに評価している」(米系証券)との見方もある。

 <個人は静観、機関投資家は徐々に動き>  続く...

 
 
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