リーマンなど米投資銀行、ヘッジで多額損失を計上する可能性=WSJ
[東京 21日 ロイター] 21日付のウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙電子版は、米国の大手投資銀行は第1・四半期の巨額損失から立ち直りつつあるが、第2・四半期も一部の銀行は多額の損失を計上する可能性がある、と伝えた。
WSJによると、第2・四半期の業績の足を引っ張りかねない要因は、各行が不動産証券などの損失を相殺するために用いていたヘッジ。投資銀行は過去1年間、不動産証券やレバレッジドローンの損失を限定するため、積極的にヘッジを活用してきた。
しかし、3月半ばに市場が底を打って以来、それらのヘッジが裏目に出た。例えば、商業用モーゲージ担保証券市場に連動するCMBXなどの指数は場合によっては50%も上昇した。
一部のアナリストによると、ヘッジによって最も大きな損失を被ったとみられるのはリーマン・ブラザーズ・ホールディングスLEH.Nで、資産の評価損と不効率なヘッジによる損失は、あわせて15億ドルから20億ドルに達したもようだという。
リーマンは第1・四半期末時点で、商業用不動産ローンおよび証券を361億ドル、レバレッジドローンを178億ドル保有していた。
アナリストによると、モルガン・スタンレーもゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)やメリルリンチMER.Nに比べて大きな損失を被ったもようだが、リーマンの損失に比べると半分以下にとどまりそうだという。
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