日経平均は小幅続伸、週末の手仕舞い売りで伸び悩む
[東京 23日 ロイター] 東京株式市場では日経平均が小幅続伸。終値で1万4000円台を回復した。米国株の下げ止まりやドル高/円安を受けて先物買いが先行したほか、現物市場でも出遅れていたハイテク株などが買われ、一時は1万4100円台まで上値を伸ばした。
しかし、大引けにかけては週末の手仕舞い売りで伸び悩んだ。
東証1部騰落数は値上がり673銘柄に対し、値下がりは925銘柄。変わらずは123銘柄だった。
外部環境の好転を受けて、これまで出遅れていたソニー6758、松下電器産業6752などのハイテク株を中心にNTT9432など通信株も含めて買いが先行した。一方で、日経平均が1万4000円水準まで戻ってきたことで、これまでの上昇のリード役だった三菱商事8058など商社株や新日本製鉄5401など鉄鋼株、みずほフィナンシャルグループ8411など銀行株に対する利食い売りが活発化したが、これを吸収して日経平均を押し上げた。
市場では「動きの鈍かった国内機関投資家がここにきて主力株の下値に指値の買いを入れている。これがみえているので、先物でも売り方が不利になっており、買い戻しの動きになっている。円安が買い安心感につながっているほか債券安に乗った債券先物売り/株式先物買いの動きも出ているようだ」(インベストラスト代表取締役、福永博之氏)という。これを受けて、日経平均は一時1万4100円台まで上値を伸ばし、20日と21日のマド(1万4041円24銭─1万4121円92銭)を埋めた。
しかし、大引けにかけて日経平均は伸び悩んだ。マド埋め完了の達成感に加え、週末にあたるためモメンタムに追随したディーラーのポジション手仕舞いもあって1万4000円付近まで押し戻された。ただ、終値で1万4000円台を確保したことで、下値不安は後退している。市場では「先行きの金利上昇観測が強まっており、ヘッジファンドによる債券と株式のリバランスが徐々に始まっている」(銀行系証券)との声も聞かれた。
個別銘柄では、武田薬品工業4502が買われた。三菱地所8802がしっかり。ミレアホールディングス8766が小高い。テレパーク3738がストップ高。三菱重工業7011は小幅安。住友金属鉱山5713が軟調。商船三井9104も売られた。日本板硝子5202が安い。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)
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