米利下げ、香港のインフレリスク高まる可能性=財政長官
[リュブリャナ 26日 ロイター] 香港の曾俊華(ジョン・ツァン)財政長官は26日、米国でこれ以上利下げが行われれば、米ドルペッグ制を採用している香港でインフレリスクが高まる可能性があると述べた。
同長官は、2日間の日程で訪問したスロベニアで会見し「米金利が下がり続ければ、多くの香港の銀行はそれに追随せざるを得ず、したがってインフレリスクが浮上する。これがわれわれにとってかなりの懸念要因だ」と語った。
長官は、今年の香港インフレ率が昨年の2%から4─5%になるとの見通しを示し、インフレ率は予想の上限付近になる公算が大きいと付け加えた。
一方、米国が景気後退(リセッション)入りしていれば、香港の経済成長率は抑制され、インフレ率も下がるだろうと述べた。
しかし、香港経済は依然力強く、第1・四半期の成長率は予想を上回る7.1%だったとも指摘した。
長官は「食料価格が安定を取り戻しつつあるとみられるにもかかわらず、インフレ率はかなり高水準にとどまる公算が大きいとみられている。これが本当に問題であり、われわれは今後1─2年はそれに適応しなければならない」と述べた。
4月の香港のインフレ率は前年比5.4%。前年同月は同1.3%だった。
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