世界的な金融市場の混乱、なお収束していない=全銀協会長

2008年 05月 27日 17:09 JST
 

 [東京 27日 ロイター] 全国銀行協会の杉山清次会長(みずほ銀行頭取)は27日の定例会見で、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に端を発する世界的な金融市場の混乱は引き続き収束していないとの見方を示した。

 杉山会長は、国際的な金融・資本市場の状況について「混乱はなお収束していない」と説明。米FRBによる米投資銀行大手ベアー・スターンズ救済で「「過度の信用不安は後退した」と危機の度合いが薄まっているとの考えを示した。一方で、「信用リスクに対するスプレッドは依然高止まりしている」とし、「市場の価格機能が回復するには今しばらく時間がかかる」との見通しを示した。

 国内の景況感については、原油や食料品の価格上昇を注視しているとし、「価格の上昇ペースがこれ以上加速すれば、国内需要への下押し圧力が高まる懸念がある」と指摘し、景気の先行きは「楽観的に見れる状況ではない」とした。

 ゆうちょ銀行が流動性預金の預け入れ限度額(1000万円)の撤廃を求めている問題では「規模の再拡大につながる懸念がある」と述べ、反対の立場を強調した。

 全銀協は同日、ゆうちょ銀行の決済システムを全銀システムに接続することを承認したと発表した。

 (ロイター日本語ニュース 布施太郎記者)

 
 
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