池尾審議委員候補:識者はこうみる
[東京 29日 ロイター] 参議院の西岡武夫議院運営委員長(民主党)は29日午前の両院合同代表者会議終了後に会見し、午前に政府から提示があった日銀審議委員人事について池尾和人(慶応大学教授)候補の所信聴取を6月3日に行う方向で調整中だと語った。
市場関係者のコメントは以下の通り。
●これまでの主張は全般にバランス
<みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト 上野泰也氏>
池尾和人氏のこれまでの主張をみる限り、全般にバランスのとれたリーズナブルなものになっている。国債の無制限買い入れといった極端なデフレ脱却手段には反対。絶対価格と相対価格をめぐる論争でも、健全な懐疑を前面に出しており、金融政策の限界を十分に認識している。一方で、日銀が行った1999年のゼロ金利導入と2000年のゼロ金利解除について、結果としてタイミングが非常に悪く、批判を浴びやすいものになったことも、的確に指摘している。
もっとも、池尾氏の就任有無に関わらず、日銀の金融政策運営はしばらく「様子見据え置き」が基本線にならざるを得ず、利上げ・利下げ双方ともに可能性が低いことには変わりはない。
●新たな視点加わり政策議論に深み増す
<東短リサーチ・チーフエコノミスト 加藤出氏> 続く...












